カテゴリ: 本・小説

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小野不由美 新作

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)

職場の人に勧められ 貸してくれたので初めて 乃南アサを読んでみた。

とりあえず「風紋」上下を読み、今その続編「晩鐘」を読んでいる。

とても骨太な読みやすい文章を書く人だなぁ。が最初の印象。

でも、「風紋」を読み「晩鐘」を読んでいる今、

【容赦なさ】ってのが読めば読むほど伝わってくる。

ページを読み進むほどに積み重なる、
どうってことないシーンにも横たわる【容赦のなさ】。

読むのをやめたときの なんとも言えない暗い読後感。

自分の立ち位置がわからなくなる感じ。

追い詰められていく感じ。

それでいて体の中をモヤモヤした衝動が這いずり回る感じ。

ああ、疲れる と思っても
ついつい時間を見つけては読み進めてしまう。

そしてまた頭の中がグルグル回る。

本を読んでこんな風になるのは久しぶりだ。

まもなく読み終わる「晩鐘」の後はラクチンなの読もっと

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